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では、2010年の日本のラジオ番組、その他ラジオ界の動向について記す。 == 概説 == 2010年は、テレビジョン放送の完全デジタル化を翌年に控えたこともあり、特にAMラジオと兼営している民放にその皺寄せが及ぶ形となった。 KBCラジオを皮切りに始まったAMステレオ放送中止の流れが遂に大都市圏に及び、大阪のMBSラジオとABCラジオ、北海道のHBCラジオとSTVラジオ、福岡のRKBラジオがモノラル放送に戻した。また、経費削減の一環として人気パーソナリティを降板させる局がある一方、インターネットとの融合を図り、Twitterサービスを利用した番組宣伝や、ストリーミング放送の本格開始といった動きもみられた。こうした中で、在京・在阪の民放AM・FM局12社とラジオNIKKEIの計13社がパソコンからのインターネットでラジオ放送のサイマル放送が聴取できる「radiko」のサービスを開始した〔関東地区(可聴地域は東京都・埼玉県・千葉県・神奈川県。2010年12月1日からは茨城県・栃木県・群馬県でも聴取可能になる)はTBSラジオ・文化放送・ニッポン放送・ラジオNIKKEI・TOKYO FM・J-WAVE・Inter FMの7局、関西地区(可聴地域は大阪府・京都府・兵庫県・奈良県。2010年12月1日からは滋賀県・和歌山県でも聴取可能になる)はMBSラジオ・ABCラジオ・ラジオ大阪・FM OSAKA・FM802・FM COCOLOの6局をサイマル配信。ただし、ラジオNIKKEIの中央競馬中継は諸事情によりサイマル配信されていない。〕。さらに12月1日にサービスの運営がこの日に発足した株式会社radikoへ承継され、配信エリアが関東の1都6県、関西の2府4県へ拡大された。 阪神・淡路大震災を契機に開局した外国語FM局も曲がり角を迎えた。九州国際エフエム(Love FM)では日本語で喋る時間が増えたりラジオショッピングの時間が設けられるなど、日本語オンリーの一般FM局との明確な違いがみられなくなっているばかりでなく、西日本鉄道への経営譲渡交渉が行われているほどの経営不振に陥っているほか、外国語FM局第1号の関西インターメディア(FM COCOLO)に至っては、ライバル局FM802の番組制作会社ごと“ヘッドハンティング”する大胆な行動に打って出た。また6月には、愛知国際放送(RADIO-i)が経営不振を理由に9月末で放送を停止することが発表された。同局は9月30日24:00で放送休止。翌10月1日0:02に出力が停止され閉局した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「2010年のラジオ (日本)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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